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エピローグ

ろびの思い出 Precious Memory of Christopher Robin


エピローグ それから

1月9日、ろびを火葬し、骨を拾う。
食いしん坊だったせいか、顎の骨が綺麗に残っていた。ろびの自慢の顎。

あんなに丸々太って大きかったろびだが、骨はか細く、小さかった。
あないちんまい体で一日一日を精一杯生きてきたんやな。

ろびが生きた5年間は、くるりが自暴自棄になって現実逃避を繰り返した時期とちょうど重なる。
ろびは毎日一生懸命精一杯生きたのに対し、くるりは毎日を逃げる様に過ごしていた。「灰色の時代」であった。
まるで正反対。何だか自分が恥ずかしくなってきた。

名前はろび。本名はクリストファー・ロビン。好物はぴーなち(落花生)。臆病者で甘えん坊。食いしん坊で顎が自慢。朝の日課はケージをガンガン叩いて食事の催促。

もう絶対に忘られへん。絶対。約束する。
せやさかい、ろびも約束してな。
ろびはずっとずっとわいらの「家族」さかいな。


「感謝します Thank you,Load」 曲・詞:Dan Nurgess

1.感謝します、試みにあわせ鍛えたもう主の導きを。
 感謝します、苦しみの中に育てたもう主のみ心を。
※しかし願う道が 閉ざされた時は、
 目の前が暗くなりました。
 どんなときでも あなたの約束を
 忘れないものとして下さい。

2.感謝します、悲しみの時にともに泣きたもう主の愛を。
 感謝します、こぼれる涙を拭いたもう主の憐れみを。
※(Refrain)

Coda.感謝します、試みにたえる力をくださるみ恵みを。
   感謝します、全てのことを、最善となしたもう、み心を。

ひむなる#97より
©ひむある委員会


ろびの骨は今、家族がいちばん集まる場所に、大事に置いてある。
両サイドにはろびの大きな写真と何故かぴーなち(千葉県産?落花生)まで供えられている。
キリスト教の習慣では「お供え」はあまりしない事だが、ま、いっか。ろびの好物なんだから。


12日、実家から1枚のDVD-Rが届いた。
パソコンで開いてみると、ろびの写真で一杯だった。しかし、2004年の写真は1枚も無い。
「もしかしたら…」
くるりが一枚だけ持っていたろびの写真。記録されていたデータを調べてみると…

「2004年作成」

数日後、我が家の「ROBI ROM」の改訂版が出た。
くるりがたった一枚持っていたろびの写真が、5年間の記録の「隙間」を埋めた。
良かった良かった。


※2005年11月加筆
10月の終わり、くるりが実家へ帰ると、ろびの骨壺が置いてある場所に可愛い猫のぬいぐるみを見っけた。

くるり「この猫、めっちゃかあええな。どないしてん?」
母親「この猫、ろびに似てるから、思わず買っちゃった」

ろびのコト、家族は誰も忘れていない。
ろびの骨と写真が置いてあるダイニングテーブルは、猫と父親が以前買うたプレーリードッグのぬいぐるみが加わって、さらに賑やかになった。

ろびは今頃、天国でまたぴーなちの食べ過ぎで太ってんちゃうんか?

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